毎年話題になる、「日本一の漫才師」を決める大会・M-1グランプリ。
優勝者が決まるたびに、SNSでは「M-1の審査員、おかしくない?」「なんでこの点数?」といった声が多く見られます。
実際に「M-1 審査員 おかしい」「M-1 点数 納得いかない」と検索する人も少なくありません。
この記事では、SNSの反応や審査の特徴を整理しながら、「審査基準が分かりにくい」と言われる背景や、点数差が生まれる理由について分かりやすくまとめてみました。
M-1の審査員は「おかしい」と言われている?SNSの反応を整理
M-1の放送後、毎年のように盛り上がるのがSNSの反応です。
「あの組が低すぎる」「あれで90点を超えるの?」といった声が飛び交い、特に話題になるのが審査員の評価と視聴者の感覚がズレたと感じた瞬間です。
実際、SNSには次のような投稿も見られます。
M―1グランプリ。
— ジラール=ペルゴ (@moonvoyager2010) December 3, 2017
審査員がおかしい。
今の漫才解るのか?。
笑いのツボや、若者文化がズレてて、正当な審査できるのか?。
一方で、「好みが分かれるのは当然」「審査員も芸人としての価値観がある」と、審査員を擁護する声も少なくありません。
M-1グランプリの審査の人
— 毬栗 (@1B7MT2rz8EMzuQr) December 18, 2022
ちょっと基準がおかしい人おったやん!!
基準がおかしいというより
基準そのものが無さすぎて……
コメントも薄いと思ったのは私だけ?
明日はM-1グランプリ。
— ʕʘ‿ʘʔ (@jk_tm0) December 2, 2017
賞レースものは毎回批判が多いが、どれ程の価値があるかは芸人さんが決める事。
審査員についても、おかしいなどと言われるが今大会においてもあらゆる種の漫才のエキスパートが揃ってる
否定的な意見だけでなく、肯定的な意見も多く見られることから、「審査員がおかしい」と言われる背景には、それだけ多くの人がM-1を真剣に見ていることが影響していると考えられます。
M-1の審査基準が分かりにくいと言われる理由
M-1の審査について見ていくと、SNSでも”審査基準が分かりづらい”という話が上がってきます。
M-1グランプリ。
— 考察する蔵くん。 (@shin1974z) December 24, 2023
そもそも審査方法がおかしい。
本戦での審査委員と予選での審査委員と敗者復活戦での審査委員を統一しないと正当な評価ではないのでは❓
人が違えば当然基準が変わり好みも変わるわけだからさ。
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#優勝
M-1の審査が分かりにくいと感じられる最大の理由は、明確な点数配分が公開されていないことにあります。
M-1の公式な審査基準は「とにかく面白い漫才」。
しかし、笑いの量だけでなく、完成度・構成・発想・新しさ・決勝にふさわしいインパクトなど、評価軸は非常に幅広いです。
そのうえ、審査員ごとに重視するポイントが異なるため、「一番ウケていたのに優勝できなかった」と感じる結果が生まれることもあります。
視聴者は「とにかく笑えたかどうか」で判断しがちですが、審査員は“大会としての完成度”まで含めて評価している点が、分かりにくさにつながっているのかもしれません。
なぜM-1では点数差が大きく出るのか?審査員ごとの違い
M-1の大きな特徴の一つが、審査員によって評価が大きく分かれることです。
構成力や技術を重視する審査員もいれば、勢いやライブ感、その年の空気感を強く評価する審査員もいます。
また、審査員自身の漫才観や芸人人生も、評価に影響していると考えられます。
その結果、同じネタでも90点台後半と80点台前半が並ぶことが起きるのです。
2021年には、審査員同士で評価が割れた際に、上沼恵美子さんが「審査員のみなさんおかしいわ!」と発言したことも話題になりました。
(敗者復活戦の得点発表後)これに上沼は「98点」と自身最高点とつけた。しかし、他の審査員の評価は90点前後とやや低迷し、合計「636点」でこの時点で4組中3位に。
引用元:東スポWEB
コメントを求められた上沼は「審査員のみなさんおかしいわ。悪いけど!」と他の審査員に怒声。
これは冗談交じりの発言ではありますが、それだけ真剣に審査に向き合っている証とも言えるでしょう。
審査員批判が毎年起こる背景
審査員批判が毎年起こる背景には、視聴者側の感情だけでなく、審査員自身が背負う重圧もあります。
実際に、2024年大会で審査員を務めた石田明さんは、「人の人生を背負うのはしんどい」「正直、来年はやりたくない」と本音を語っています。
初の決勝審査員を経験したからこその本音を吐露した。「来年はやりたくないです」とうっすら笑みを浮かべ「やっぱり、こんなに人の人生を背負うっていうのはしんどいことやなと思いました」と語った。
引用元:日刊スポーツ
この発言からも分かるように、審査員は軽い気持ちで点数をつけているわけではありません。
それぞれが大きな責任と覚悟を持って、評価に臨んでいます。
一方で、視聴者も推しのコンビに感情移入しながら見ているため、結果に納得できないと、その矛先が審査員に向かいやすくなるのも自然な流れと言えそうです。
まとめ
- M-1の審査は、毎年議論が起こるほど注目度が高い
- 審査基準が明文化されていないため、分かりにくさを感じやすい
- 審査員ごとの価値観の違いが、点数差につながっている
M-1は「審査員がおかしい」と感じるほど、多くの人が本気で見ている大会です。
答えが一つではないからこそ、毎年議論が生まれ、注目され続けているのかもしれませんね。

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