NHKの教育番組『おかあさんといっしょ』で10代目体操のおにいさんを務め「ひろみちお兄さん」と呼ばれ、今でも人気者の佐藤弘道さん。
『おかあさんといっしょ』の毎週土曜日に放送している「あ・そ・ぎゅ~」も佐藤弘道さんが監修を担当しており、子どもたちにも人気の番組のようです。
テレビCMの『天使のはねランドセル』に出演されるなど、たくさんの体操や振り付けの監修を担当しています。
そんな佐藤弘道さんの学歴がすごいという噂があるようなので、さっそく調べてみました。
佐藤弘道は医学博士だった!?
佐藤弘道さんは2015年3月弘前大学大学院医学研究科博士課程修了、学位は博士(医学)を取得しています。
『医学博士』と聞くとお医者をイメージしてしまいますが、体操の指導者としてしっかりとした知識を身に付けるために勉強して取得したそうです。
佐藤弘道さんは日本で初めて親子体操について研究する「親子体操博士」を取得しています。
「体操のおにいさん」として活動する傍ら、2002年には有限会社エスアールシーカンパニーを設立されています。
子どもと指導者のためのスポーツクラブを立ち上げていて、幼稚園・保育園・こども園の体操教室で指導をされています。
佐藤弘道さんは全国で親子体操教室・指導者研修会・講演会などを実施して、教育活動に幅広く活躍されています。
競技で結果を出すことではなく、体を動かすことを楽しむのが目的として活動されているようです。
名城大学薬学部で講義を行ったときに、「親子体操を研究して、体と心を育てるために『遊びを通じて楽しく運動すること』を大切に活動している」と話されていました。
また「家の中で簡単にできる親子体操を通じて、子どもたちの運動能力の向上だけでなく、子育てや仕事で余裕のない20~30代のお父さんやお母さんの健康づくりにつながります」と話されていました。
子どもだけでなく親の健康管理も視野に入れてもらえるのはとても有り難いと思いました。
佐藤弘道さんは下記ように客員教授などを務めてられているようです。
- 弘前大学医学部学部長講師
- 大垣女子短期大学客員教授
- 名城大学薬学部特任教授
佐藤弘道の学歴のまとめ
佐藤弘道さんのすごいと噂の学歴について詳しく見ていきたいと思います。
出身中学校:中野区立中野中学校
佐藤弘道さんは東京都中野区立中野中学校に通われていたようです。

佐藤弘道さんは幼少時代から負けず嫌いで運動では一番にならないと気が済まなかったという少年。
幼稚園の頃は柔道をやっていましたが、小学2年生の時に開催されたモントリオールオリンピックで日本の男子体操の活躍を見て、「仮面ライダーみたいでかっこいい!」と憧れて、体操教室に通うようになりました。
小学生ではオリンピック選手のような技をやらせてもらえなかったので、砂場でバク転をしていたとか。なかなかの負けず嫌いですね。
また、選手紹介の時に『日本体育大学』と書かれたテロップを見て、「この大学に行けばあんな風になれる」と思ったそうです。
中学に入ると通っていた学校には体操部がなく、友達に誘われてソフトテニス部に入部、区の大会で優勝しています。
運動ができることが学校中に知れ渡り、佐藤弘道さんは他の部活からピンチヒッターを頼まれることも多かったそうです。
佐藤弘道さんは大会に出れば何かしらの賞を獲得していたので、ソフトテニス部の他に陸上部と水泳部も掛け持ちしていました。
地元の体育館でトランポリン教室も並行して通い始めました。
運動神経抜群なのは少年時代からだったんですね。
たくさんのスポーツに触れることでさまざまな筋肉を使うことができるので、とてもいい経験になったのかもしれませんね。
出身高校:日本体育大学荏原高校
佐藤弘道さんは日本体育大学荏原高校に進学されています。

佐藤弘道さんは高校に入学すると、念願かなって器械体操部に入部されたようですが、想像以上にきつかったそうです。
トレーニングはもちろんですが、それ以上に上下関係が厳しかったようで、この3年間で肉体的にも精神的にもかなり鍛えられたと話しています。
佐藤弘道さんは1年生の時につり革で宙返りの練習をしていて落下し、頸椎を亜脱臼する大けがをして3ヶ月休学しました。
本人も死を覚悟するほどの大けがでした。
その後、競技復帰を果たしつり革の部で東京都6位に入賞しました。
競技復帰を果たしたものの、頸椎には今でもワイヤーが入っており、医師からも「もう一度落ちたら死ぬ」とドクターストップがかかって、オリンピックを目指すことを断念しました。
死を覚悟するほどの大けがを乗り越えるだけでも大変なのに、しっかり結果まで残すなんて、すごい回復力と精神力ですね。
また佐藤弘道さんは高校生活を振り返り、「私にとって高校生活は、人間形成の基本を学ぶ最高の3年間でした」と語っていました。
ずっとやりたかった器械体操に触れることができた喜びや、初めて体験した上下関係の理不尽さ、命に係わるような大けがなど、高校時代のたくさんの経験が佐藤弘道さんを作りあげたのかもしれませんね。
出身大学:日本体育大学
佐藤弘道さんは日本体育大学体育学部を卒業されています。

佐藤弘道さんは大学では部活動には入らずにアルバイト生活を送るつもりだったそうですが、人生で初となるスポーツのない生活にストレスを感じ始められたようです。
先に体操部に入っていた友人の勧めで体操部に所属し、佐藤弘道さんは徒手体操の選手として活動を始めます。
体操部といっても、マスゲームなどの発表会を行う部活動だったようです。
個人ではなく、チームでパフォーマンスを披露する競技なので、佐藤弘道さんがこれまで取り組んできた柔道や水泳、テニスといった個人種目と違った団体競技への戸惑いがあったそうです。
さらに、1年生ながらに上級生と同じチームに入れられる扱いの違いに対する同級生の嫉妬に悩ませられたそうです。
体操競技とはいえ、これまで取り組んできた内容とは違うことを始めるのは感覚が違ったのではないかと思います。
その不安に加えて、同級生の嫉妬まで受けてしまうと佐藤弘道さんもつらかったのではないでしょうか。
そのうちに大学で授業を受けるのも嫌になった時期があったと話されていました。
でも、これらの経験から「なぜみんなのために頑張るのか」ということを学び『おかあさんといっしょ』でも役に立ったとも話されていました。
佐藤弘道さんは在学中に、教員免許を取得されています。
大学卒業後は、教師を志望していましたが、教員採用試験に失敗しています。
その後は公営プールでの指導・補助、スポーツインストラクターをしていましたが、佐藤弘道さんの父親が倒れたことをきっかけに実家のやきとり店を継ぐことになりました。
大学の同級生でのちに妻となる久美子さんに勧められたことがきっかけで、『おかあさんといっしょ』のオーディションを受け、10代目体操のおにいさんとして大活躍されたようです。
まとめ
今回は佐藤弘道さんの学歴についてまとめてきました。
体操が大好きで、子どもに楽しく体を動かしてほしいという、とても熱い気持ちを感じました。
その結果が医学博士の取得だったんですね。
40歳を過ぎての挑戦だったようです。素晴らしいと思います!
みんなのために自分ができることをしようとする佐藤弘道さんの心意気が素敵だなと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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