小田凱人(おだ・ときと)選手は、圧倒的な才能と前向きな姿勢で世界を魅了する車いすテニスプレーヤーです。
史上最年少でのグランドスラム制覇やパラリンピック金メダルなど、快挙を次々と達成し、今や日本のみならず世界中から注目を集めています。
「小田凱人選手のこれまでの歩みは?」「どんな家族に支えられてきたの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小田凱人選手の基本プロフィール・経歴・学歴・家族構成をわかりやすくまとめました。
小田凱人の基本プロフィール
小田凱人選手のプロフィールを紹介します。
- 生年月日:2006年5月8日(2025年10月現在19歳)
- 出身地:愛知県一宮市
- 身長:175cm
- 利き手:左
- 出身校:学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校
- 趣味:スニーカー集め・格闘技観賞・絵を描くこと
経歴まとめ|小田凱人が世界一になるまでの軌跡
小田凱人選手は9歳のとき、左股関節の骨肉腫を発症。
人工関節の手術を受け、車いす生活となりました。
しかしその後、ロンドンパラリンピックで活躍した国枝慎吾選手の姿に感銘を受け、「自分も世界一になりたい」と決意。10歳で車いすテニスを始めます。
- 12歳:ITFポイントを初獲得
- 13歳:世界ジュニアマスターズで初優勝
- 14歳11か月:史上最年少でジュニア世界ランキング1位に
- 2022年:東海理化と所属契約を結びプロ転向。グランドスラム初出場で初勝利
- 同年:「NECマスターズ」で史上最年少優勝
- 2023年6月:全仏オープンで史上最年少優勝を果たす
- 2024年:パリ・パラリンピック男子シングルスで金メダル、ダブルスで銀メダルを獲得
10代にして世界の頂点に立ったその歩みは、まさに“奇跡”の物語。
どんな困難も前向きに乗り越える姿勢が、多くのファンの心を動かしています。
学歴まとめ|小田凱人の中学・高校・大学について
小学校:一宮市立瀬部小学校
地元・愛知県一宮市の公立小学校に通っていた小田凱人選手は、幼少期からサッカーに熱中していました。
しかし9歳で骨肉腫を発症し、人工関節となって車いす生活に。
手術後は「サッカーができないことが一番つらかった」と語っています。
そんな中、ロンドンパラリンピックで国枝慎吾選手のプレーを見て心を動かされ、10歳で車いすテニスをスタート。
作文には「世界一になる」と書き、その夢を現実に変えていきます。
中学校:一宮市立西成中学校
中学時代は新型コロナウイルスの影響で大会が相次いで中止され、思うように活動できない時期もありました。
それでも地道に練習を重ね、2021年にはトルコ遠征でITF大会3冠を達成。
14歳11か月で史上最年少のジュニア世界ランキング1位に輝きました。
修学旅行など学校行事と大会が重なり、参加できないことも多かったそうですが、学業と競技の両立を果たしています。
高校:学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校
高校は通信制の「N高等学校」に進学。
授業がオンラインで完結するため、競技に集中できる環境を選びました。
英語の勉強にも力を入れ、試合後のスピーチでは観客を笑わせるほど流暢な英語力を披露。
「英語だけはやっておけ」という先輩の助言を大切にし、世界に通用するアスリートへと成長しています。
高校1年生でプロ転向し、グランドスラム初勝利や「NECマスターズ」優勝など、次々と世界の舞台で結果を残しました。
大学:進学は未定
2025年10月現在、小田凱人選手は大学進学について明言していません。
プロとして世界を転戦する生活を送っており、進学せず競技に専念していると見られます。
今後、キャリアの中でどのような進路を選ぶのか注目されています。
家族構成|両親・兄弟・家族の支え
父親
名前や職業は非公開ですが、幼いころから常に練習に付き添い、近所の公園で一緒にトレーニングをしていたといいます。
趣味はギターで、小田凱人選手も父のギターを借りて弾くことがあるそうです。
試合中に見せる「エアギター」のパフォーマンスも、父の影響が色濃く表れているようです。
母親(直子さん)
母・直子さんは、闘病中の小田凱人選手に「楽しみを増やしてあげることしかできなかった」と語り、退院後は自宅に壁打ちスペースや卓球台を用意して練習環境を整えるなど、全面的にサポート。
どんな時も前向きな言葉をかけ続け、息子を精神的に支え続けてきました。
姉
姉は一般人のため詳細は明かされていませんが、年齢的には大学生または社会人と見られます。
幼少期から弟の挑戦を応援し続けており、家族の大きな支えとなっています。
弟(桃次郎さん)
4歳年下の弟・桃次郎さん(2025年時点で15歳)はサッカー部に所属する中学生。
「兄を自慢しています。新聞に載ったら学校に持って行くんです」と語るほど、兄への尊敬と誇りを口にしています。
兄弟でスポーツ表彰をダブル受賞したこともあり、家族の絆の深さが伝わります。
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まとめ
小田凱人選手は、9歳で骨肉腫を乗り越え車いすテニスに出会い、史上最年少で世界ジュニア1位・全仏オープン優勝・パラリンピック金メダルという快挙を達成した新世代のスターです。
通信制高校で競技に専念しながら英語力も磨き、世界中のファンを魅了する姿はまさに次世代アスリートの象徴。
両親・姉・弟の支えを受けて歩んできたその軌跡は、多くの人に勇気と希望を与えています。
これからのさらなる活躍にも、ますます期待が高まります。
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