数々の名作ドラマを手がけてきた脚本家・大石静さん。
独自の視点と鋭い感性で描かれる作品には、女性のリアルな生き方や人間関係が色濃く映し出され、多くの視聴者の共感を集めてきました。
そんな大石静さんは、長年連れ添った夫・高橋正篤さんと2022年に死別しています。
本記事では、高橋正篤さんの死去の背景や結婚生活、大石静さんの家族構成や再婚の有無について詳しくご紹介します。
大石静の夫・高橋正篤は亡くなった?
大石静さんの夫で舞台監督の高橋正篤さんは、2022年に亡くなっています。
近年のインタビューでは、夫の最期を看取った当時のエピソードを語ることも多く、その言葉の端々からは、今なお深い愛情が伝わってきます。
高橋正篤さんは、亡くなる3年ほど前から体力の衰えが見え始め、ある日突然、呼吸不全を起こして入院。
検査の結果、肺に手術が難しい位置のがんが見つかりましたが、高齢だったこともあり、治療はせず自宅での介護を選んだそうです。
最期は病院で容体が急変し息を引き取りましたが、大石静さんは「夫が恐れず、苦しまずに旅立てるように見送ることが、妻としての最後のミッションだった」と振り返り、「やれることはすべてやったので涙は出なかった」と語っています。
25歳で結婚して以来、45年にわたって連れ添った高橋正篤さんとの日々について、「このための45年だったのかもしれない」とも話しており、その時間の重みと深い愛情が伝わります。
一方で、「片腕をなくしたような感覚」と喪失感を語る場面もあり、長年連れ添ったからこその静かな寂しさもにじみ出ています。
高橋正篤さんは、「君はまだまだ素敵なことをやって、生きろ」と言いそうな人だったといい、大石静さんは「余命より3カ月も早く旅立ったのは、私のためだったのかもしれない」と語るなど、深い信頼と思いやりに満ちた関係性が伺えます。
夫との結婚生活やエピソード
大石静さんが高橋正篤さんと結婚したのは、20代半ばの頃。
舞台監督だった8歳年上の高橋正篤さんとは、最初から恋愛というより、兄妹や親子のような関係性に近い感覚だったといいます。
芝居をしていた大石静さんが劇団を立ち上げるときにも支えてくれ、脚本家になってからも「家のことはしなくていい」「君が輝いていることが一番」と背中を押し続けてくれた存在でした。
ただ、45年の結婚生活は常に仲良しだったわけではなく、「いやだなと思うことも多かった」「他の人をいいと思うこともあった」と率直に語っています。
年を重ねてからは、冗談を言い合うような穏やかな関係だったそうです。
お互いに恋愛感情に対しても寛容で、夫婦ともにパートナー以外の恋愛関係があったことも公認だったとのこと。
それでも周囲からは「こんなに仲の良いご夫婦は見たことがない」と言われるほどの関係で、お手伝いさんにも驚かれるくらいだったとか。
嫉妬や束縛よりも、「笑いのツボが似ている」「食べ物の好みが合う」といった相性を大切にしてきたという大石静さん。
夫婦のかたちは一つではないということを、自然体で体現していたふたりの姿が印象的です。
大石静に子供はいる?
#望海風斗のサウンドイマジン
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大石静さんには、お子さんはいません。
24歳のときに甲状腺のがんを患い手術を受け、27歳で再発。
「人は死に向かって生きている」と強く実感し、価値観が大きく変わったといいます。
子供に関しては「欲しかったけれどできなかった」ということではなく、「意志を持って子供を持たない選択をした」とご本人が語っています。
がんとの関係については明言されていませんが、人生に対する覚悟や選択の背景には、病気の経験が大きく影響していたようです。
夫の死後、大石静は再婚している?
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大石静さんが再婚したという情報は、現在のところ確認されていません。
2022年に最愛のパートナー・高橋正篤さんを亡くして以降、多くのインタビューでその喪失感や深い絆について語っており、再婚について言及したことはないようです。
長年寄り添った伴侶を見送った今、大石静さんは脚本家としての活動を続けながら、自身の人生を静かに歩んでいるのかもしれません。
まとめ
脚本家・大石静さんは、20代半ばで舞台監督の高橋正篤さんと結婚し、45年にわたり共に人生を歩んできました。
2022年に高橋正篤さんが亡くなって以降、大石静さんは多くのインタビューで夫との最期の時間や深い絆を語っています。
子どもはあえて持たないという選択をし、夫婦として独自の価値観で関係を築いてきたことが印象的です。
再婚の情報はなく、今は脚本家としての活動を通じて、自分の道を静かに歩み続けているようです。
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